ブッククラブ 2019年2月 「みずうみ」報告

Book Club One
2月9日土曜日、2019年のブッククラブ1回目を無事終了しました。暖かい人たちに囲まれて、ちょうどいい分量の食べ物と人と飲み物の中で、思う存分私の大好きなばななさんの作品について語りました。
 
それぞれの意見が全く異なっているのに、みんな同じものを基盤に話をしているので、とても繊細な意見まで伝わります。黒白とか、お金とか、決めなくてはいけないとか、そういう仕事の世界にはない、グレイの繊細な世界の中で、痛みを見つめながら、しっかりと足を踏みしめて、大地の上に立ちなおしていく主人公の様子を、それぞれがかみしめていました。
 
自分の人生につなげて考えてくださる方がたくさんいらっしゃいました。割れた器を直すように、自分の痛みを丁寧に繕っていく様子に、自分の人生を重ね合わせることができる瞬間でした。
 
ばななさんのほかの本の例も出て、私はいろんな本が紹介できてうれしかったです。
 
終わってから、パートナーのかよさんの柔らかな笑顔を見て、本当に楽しかったんだなと思って、とてもうれしかったです。なぜなら、私もとっても楽しかったからです。ばななさんの本の話を誰かとしたいと長年思ってきました。今実現してとても嬉しいです。
 
さて、次回は4月13日「コンビニ人間」を読みます。ぜひ、みなさんもご参加ください。

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