去る10月19日台風を回避して、
ブッククラブが行われました。
今回は、岡崎京子さんのリバーズエッジ。
4人の人が参加してお話ししました。
こんなにもどろどろの壮絶としたお話なのに、
どこかとてもきれいな読了感があります。
まるで、ラムネサイダーの瓶の中のガラス玉みたいに。
そして、頼れる大人が一人も出てこないこと、
登場人物がみんな少しずつ切なく困っていること、
それぞれに心境が物語に重ねられて語られました。
かよさんの持ってきてくれた
笹かまを食べながら、
みんなで、一時、ディープな世界に入りました。
会場には、岡崎京子展の資料を持ってきてくださった方がいて、
たくさんの資料で机がいっぱいになりました。
それぞれ、深い考察がしてありました。
こんなポップなバブル時代を生き延びるために、
私たちは、こんなに強烈な時代に味方が必要だったのです。
アバウトに見える線はみんなとても細やかに、
出てくる登場人物の心を表しています。
平坦な戦場で僕らが生き延びること
How we survive in the flat field.
(William Gibson)
について、みんなで少し考えました。
ブッククラブは来年から運営体制が変わります。
英会話Oneからは独立して、ブッククラブOneとして、
運営されます。
その準備をしています。
そして、次回は、今年のまとめとして、少しお料理とお酒を用意して、
忘年会も兼ねながら、まとめをお送りします。
お楽しみに。
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