ボストンつれづれ通信 01号 October, 2018

ボストンつれづれ通信1:英会話One 海外だより
ボストンつれづれ通信1:英会話One

・今月のわくわく

〈空の旅にわくわく〉

9月末、仙台空港から成田へ飛び、成田-ボストン直行便で渡米。
荷物はすでに海外引越便にお任せしていたので、持参したのは、ぺったんこに折りたたむこともできるキャリーケース(楽天で8000円弱!)とトートバックのみ。1泊程度の衣類と化粧品、ゆべしなどのお土産(機内で無性に食べたくなったが我慢)、塩竈神社のお守り、村上春樹のエッセイなどをつめて、いざ出発。

乗り物から景色を見ることが好きな私は、滅多にない空の旅に胸を躍らせていました。「世界の車窓から」のオープニングテーマ(陸と空の違いあれど)を脳内に流しながら荷造りもしていたのに、残念ながら席は通路側。たとえ雲の上、夜間飛行の闇夜の景色でも、窓から空にいる瞬間を感じたかった!13時間のフライトは一睡もせずに、「本当にいま、ユーコン川の上なのか」「成田上空を旋回しているだけかもしれない」などと考えながら、アイスクリーム片手に映画「オリエント急行殺人事件」を3回も観てしまいました。いやしかし、これも機体も揺れず、順調なフライトだったからこその余裕でしょう。空港に降りたら、そこは成田ではなかった!無事に着けたことにまずは感謝したのでした。(得た教訓:航空チケットのチェックは早めに、日常的に行おう)

・今月の困った

〈初歩的ミス iPhoneが使えない〉
アメリカでは現地のSIMを使うので事前にSIMフリーiPhoneに買い替え、帰国時に日本の番号を使うことを考慮して国内での契約もキャリアから格安に移行し…と、苦労して準備を重ね、万事OKで渡米するはずが…。出国前の空港でiPhoneのパスコード入力に失敗し、iTunes に接続しないと使えない状態になってしまったのです。いつも指紋認証で起動しており、パスコードを忘れるはずがないとタカを括っていました。情けなや。結局、iPhoneの復活はアメリカに着き、パソコンやWi-Fi環境がしっかり整う数日後となりました(ボストンのアップルストアとチャットして作業を誘導してもらったりもして)。自分がこれらガジェットにいかに頼って暮らしているのか、痛み感じる経験でした。(得た教訓:どんな時代でも、紙に書いて保管する強みは消えない。道具に使われてはいかん、自身の能力も責任をもって鍛えておかないと)

・今月のびっくり

〈ハラハラの道路事情〉

ボストン、ケンブリッジは仙台と似ていると感じます。コンパクトな地方都市で、地下鉄とバスが各ポイントを結び、ビル群もあれば樹木が生い茂る公園もあり、ゆったりと川が流れて、空も広く見える。治安もよく、スリなどもほとんど見かけません。ただ、着いてすぐに「ぎょっ」としたのは、日本との車のマナーの違い。左ハンドル・右側通行というのは意外とすぐに慣れるものですが、マナー感覚の違いには終始ドキドキです。

まずは、かなり飛ばす。ハイウェイでさえ、少しでも車間があるとウインカー点灯なしでグイグイ割り込んできます。間隔の遊び、というか、日本にはあったちょうどよい間が、ない。つぎに、歩行者は日本以上に横断歩道ルールを守ってくれない。横断時間が信じられないくらい短いこともあるのでしょうけれど、これもハラハラさせられます。そして、市街地も住宅地も、両端の車道がパーキング化されているところが多く、日本の路上駐車のような状態がいつでも、どこまでも続いているのです。その分、車道は狭まり、視界も狭まる。駐車している車のドアが急にバーンと開いて、おばさんが飛び出してきたりします。心臓が何個あっても足りない…。

アメリカは州ごとの法律で様々なことが決められ成り立っていますが、交通ルールも州ごとに異なるそうです。「あ、マサチューセッツってそうなの、ごめんね~」といった、おそらく他の州の方の無謀な運転場面に出くわすこともしばしば。

けれど、けっして環境が悪いわけではありません。日本でも完璧に安全ではないですしね。こちらの交通表示は大きくてシンプルで分かりやすいし、法定速度も安全安心なスピードに定められています。初心を忘れず、真摯に運転していれば、気持ちよいドライブコースでルンルンな時間を過ごせることに、日本もアメリカも差異はないようにも思いました。(ちなみに、マサチューセッツ州で見かける車種は、1位:圧倒的にトヨタ(ごくたまにレクサス)、2位:ホンダ、3位:スバルとヒュンダイ、4位:BMWとアウディ、5位:ニッサンとベンツとフォード、私の好きなボルボは番外 といったところです。ここは日本かしらと錯覚するほど、日本車メーカーが人気)さまざま。

 

・今月のヘルプ!

〈発音とイントネーションの妙〉
苦労話:スタバで「デカフェ」が通じなくて、4回目くらいでOKが出ました(涙)。現地の方の発音を聞いていても、何が違うのかいまいち分からなくて。音よりもイントネーションかしらと思うのですが、難しい。とにかく大きな声で繰り返し言ってみる作戦を続けています。

質問:フリーのESLにも通い始めましたが、自己学習でおすすめの方法や、おすすめのウェブサイトなど、ぜひ教えてください。


答え:
とってもたくさんのわくわくとドキドキとはらはらをありがとうございます。とてもドキドキしながら読みました。楽しかったです。

まず、発音は二つ方法があります。ひとつは英語で発音の練習だけをしてくれるレッスンがあるので(pronunciation)、それをESLでとるといいです。専門のクラスがなくても、教えてくれる人と直談判もあります。アメリカにいたら、日本にいるときに比べて質の高い英語が安く学べます。時間は買えないので、確かないい先生につくといいなと思います。

そして、もうひとつは、アプリで発音を直してくれるものがあります。少しお金はかかりますが、これは、こつこつ話しかけてそれをアプリでなおしてくれるものなので、一人でこっそりできます。

参考日本語記事:
https://e-note.jp/english-pronunciation-application-2
英語記事:
http://languagelearningbase.com/92119/best-apps-to-improve-your-pronunciation

どちらでも、自分に合った方を選びましょう。

そして、アメリカでは、意地悪ではないか?というくらい、間違った発音を聞いてくれない人がいますが、大体3カ月くらい経つと、こちらが慣れてきて、場面に応じたスキルを身に着けるので、この悔しい想いは、しなくなります。間違った発音でも、英語がわかる人やアメリカに慣れた人には、わからせる何かがあるようで、意地悪もされなくなりますので、ご安心を。でも、これは、実際に使って、痛い思いをした人が身に着ける度胸なので、少し痛い感じは練習料と思って払っておくのが、得策です。なれないといつまでたっても、「なんていったの?」といわれてしまいます。

もう一つ。これは、友達になると、この言い方では、問われないです。慣れてくれるし、こちらも、相手がわかるから。公共の場だから起きることです。なので、一緒に散歩したりできる友達たちと、安心して話せる場所を作るのも、とてもいいことです。

ぜひ、やってみてください!そう、アメリカの道路は怖いですよね。それに比べると仙台なんて天国みたいです。でも、もう運転していてよかったです。頑張ってますね。また来月通信をお待ちしております。とーっても楽しかったです。まずは無事について、安全に毎日を過ごしているようで何よりです。

ただ

 

★写真キャプション
様々な通りを運転手目線で見るのも、発見があっておもしろそうです。

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