子供が言葉を学ぶように
私たちは生まれた時、言葉を知りません。
大体の場合、家族や周りの人が話す言葉を
知らず知らずのうちにたくさん聞いて、
それを、ひとつずつ、言葉と意味をくっつけて、
体験として体の中にしまいながら、成長していきます。
その過程で、言葉を学びます。
今、私たちが学校で学ぶ英語は、
まず、文法ありきです。
体系的に整理して学ぶことが得意な人は
それから始めてもいいですが、
多くの人は、そうではないんじゃないかなと思うのです。
誰もが、言葉と意味をまずはたくさん聞くことから学ぶと思います。
そして、恐る恐る、その状況に会う言葉を発してみて、
相手の反応を見て、そこから、この言葉はこの意味とか、
この言葉はこの結果を引き出すというように、
実験しつつ、体感として、言葉を学んでいきます。
英会話Oneでお伝えしている言葉の学び方は、
この体験ベースの学び方をとても効率よく凝縮したものです。
まずはランダムに自分が話したいことを話してもらいます。
そのためのトピックです。
文法を押し付けたりはしません。
形やルールは役に立つなら、
後から付随して覚えればいいのです。
話したいことを話したいときに言葉にできる体験が喜びに変わります。
それを、たくさん体験してもらいます。
それから、徐々に、文章を書いてもらうことで
文法を直したり、間違って覚えていることをひとつずつ、正しい言葉に直していきます。
毎回レッスンが終わったら、
新しい言葉を1個~5個くらい選んでもらいます。
できる人はそれで英作文をします。宿題になります。
次回、一緒に時間を取って、その文章を直します。
覚えにくい単語もこうやって、自分の体験と合わせていくことで、
覚えやすくしています。
日本語カウンセリングでは、
一緒に遠くの目標と実際に10回後までに
考えられる目標を考えます。
「天気の話がしたい」だったら、誰とどこでいつその話をしたいのか、
一緒に考えます。
「アメリカのスーパーで、買い物の時、立ち話として、今日の天気の話をしたい」
という風に、具体的になった時、
その周りにある言葉を集めていく10回にします。
言葉の先には実際の人を見つけます。
例えば、ペンパルの相手だったり、
外国に住む親せきとメールすることだったりします。
その時に書く文章を一緒に作るお手伝いもします。
来た手紙を一緒に読むこともできます。
言葉は生き物です。
あなたの中で上手に光にを当て、水をやり、
こまめにケアしてあげれば、
きちんと育っていきます。
やがて大きな幹を持ち、葉を生い茂らせ、
花が咲くまで、ご一緒できたら幸いです。
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