Kjempe bra 通信 16(ノルウェー便り)Juli, 2020

Kjempe bra 通信 (ノルウェー便り)

🗻今月のわくわく

 

・ハザーラの人々の中で…

友達のMとHはアフガニスタン出身のハザーラ人で、外見が我々日本人にも似ています。ハザーラ民族は宗教や外見の違いから、迫害、虐殺の歴史を持っています。私の住むハーシュタには十数組のアフガニスタンから来たご家族が生活しており、定期的にみんなで集まっているそうです。今回海辺のバーベキュー会に混ぜてもらいました。7~8組のご家族が一挙に集まり、様々な年齢層のハザーラの人々が周りにわんやわんやおり、まったく聞き取れない言語(パーシー語)が飛び交っている不思議な状況。最初ノルウェーに来たときより皆が何を言っているかわからないし、会話に加わることもなかったですが、大きな家族のように皆で食事をとっている中にいるのは不思議と居心地悪くなかったです。私は普段肉をそこまでたくさん食べないのですが、ヨーグルトと香辛料で下味をつけられている鶏肉が爆発的に美味しくてもりもり食べていました。

 

・6日間の濃厚ノルウェー生活

友人Nの自宅で6日間一緒に生活しました。ロフォーテン諸島へドライブに行ったり、Nのご先祖のお墓に花を植えたり、ノルウェーの民族衣装ブーナッドやサーミの衣装を着せてもらったり、大掛かりな芝刈り機で庭の芝を刈ったり(お庭の広いお家が多い)、Nのご両親やご近所さん(私も顔見知り)と食事やお茶したり、Nの職場(地域の役場)を見せてもらったり、山へ散歩に行ったり、かぎ編みを教えてもらったり、髪を切ってもらったりと、かなり盛り沢山な日々でした。滞在中に私が食べたかった典型的なノルウェー料理もすべて制覇し、こんなにたくさんのことを経験できて一緒に過ごせたことを嬉しく、尊く思います。

 

・ヒュッテ

Tのヒュッテ(週末や休暇を過ごす別荘のようなところ、ノルウェーでは割と一般的。)にお邪魔しました。100年以上前の小屋を自分たちで改装したTのヒュッテはとても素敵なところでした。海辺で焚き火をおこし、ソーセージを焼いて食べたり、景色を見てのんびりしたり、ぶらぶらして過ごしました。特に特別なことをするわけではないけれども、自然と大切な人たちとの時間をこうやって過ごしているんだなと、沈まない太陽の下、とても穏やかな気持ちになりました。

 

・友達の家族

今、ノルウェーは夏休みシーズン。遠方から家族が遊びに来るとゆう話をちょくちょく聞きます。遠方からはるばる来たEのご両親やNの娘さんと予定を合わせて一緒に食事をすることができました。友達から自分の家族はこうゆう人なんだよと以前に話を聞いていて、相手も「あなたがRisaなのね、話は聞いてるわ。」と私のことを事前に知っていてくれる人たちと実際に会えるのは本当に喜ばしいことです。私のことを大切な家族に紹介するのを楽しみにしてくれる友人ができた事は何よりの滞在の実りです。

 

・フィヨルドツアー

Vのボートでフィヨルドツアーをしてもらいました。美しい山々の間をボートで駆け抜けるのは爽快です。波の少ない場所に船を止めて焚き火をし昼食をとり、近くの浜や森を散策しました。自然慣れしすぎているVに私は笑いが止まりませんでした。Vにとってはいつものことなのだろうけど、たくましいなといちいち感心してしまいます。

 

・ノルウェーの森

今になって自宅近くから山に入るいい散歩ロードを発見しました。10分程歩けば町の雑音がなくなるような森の中に入ります。向こうからくまさんが歩いて来そうな森ですが、2回野生のエルクに遭遇しました。割と近い距離なので危険ではないですが、ドキドキします。巨大な体とゆったり動く姿は圧巻です。雨上がりや雨の降る森はしっとりといい匂いが立ち込めていて歩いていて本当に気分がいいです。

 

🗻今月のびっくり

 

Nは知り合ってから本当に私のことをよく気にかけてくれ、感謝しかありません。Nの家に滞在中、お互いの家族やこれまでの生活についての話をしました。Nはいろいろなことを経験していて、人生のいろいろな側面に触れて、同じ時間を共有して、最終日私はいっぱいいっぱいの余裕のない状態になってしまいました。もっと長く滞在することもできたのですが、一人になる時間が必要と自分で判断して、自分の家に帰ってきました。楽しい時間だったのは間違いないですが、数日ぐったりしていて、思った以上に自分が疲れていたこと、体験したことを消化するのに時間とエネルギーが必要なことに気づきました。

 

🗻今月の変化

 

・初めましての人とも、前よりうまくコミュニケーションが取れるようになった。

人づてに知り合った方たちと一緒に手巻き寿司をしたり、要らなくなった冬物のコートを売ったり、職場を見せてもらう機会がありました。

・一日のうちで複数の人と連絡をやり取りしたり、事務的な作業を複数行うようになった。

以前は一日に一人か一つが精一杯だったのに気づいたらできるようになるものですね。

・日本食が恋しい

 

🗻今月の困った

 

帰国に伴い諸々の雑務を行っています。学費を払い、ノルウェー口座の残額を日本口座へ移しノルウェーの口座を閉鎖。保険の期間延長の手続き、帰国前にベルゲン(ノルウェー第二の都市)への旅行を計画しているので鉄道のチケットや宿泊の手配、荷造り、退去前の掃除、借り物を返すなど…予定していた帰国便はコロナの影響を受けキャンセルになったので、航空会社と日付を変えて予約を取り直しました。いろいろと面倒なこともありましたが、とりあえず無事に帰国できそうで良かったです。

 

🗻今月のヘルプ

 

遂に帰国の日がすぐそこに迫ってきました。自分の中の価値観が変化しているのを自分でもなんとなく感じます。きっと帰国したら逆カルチャーショックが至るところで起こるだろうなと覚悟しています。帰国後の逆カルチャーショックに向けてなにか心に留めておいたほうがいいことなどあればアドバイスお願いします。

 

🗻今月の答え

 

今月も楽しい通信ありがとうございます。楽しい出来事一杯ですね。無事に12カ月を終えることができそうで、まずはそれがとてもよかったと思います。頑張りましたね。お疲れさまでした。お家につくまでが遠足です。最後の旅行も含めて、じっくり、安全を確かめながら、時にはちょっと失敗しながら、最後の日々を楽しんでください。

 

さて、逆カルチャーショックですが、まずだいたい、行く前にそのことを知っていて、体験をしたRisaさんにとっては、それを全然知らない状態の人よりは、ショックはだいぶ軽減されると思います。そして、12カ月間(正確には16カ月間)記録を取って、何が起きたか、共有してきたことも、気持ちを整理する上ではとても役に立つと思います。

 

その上で、やっぱり、逆カルチャーショックは大変な経験であることは間違いないです。秘訣は、急がないこと。焦らないことです。気持ちを消化するプロセスは、ぽんと手を叩いて、明日から全部大丈夫みたいにはならないです。少しずつ、スパイラルを描きながら変化していきます。そして、これは、自分の人生にとって何が大事か、考えて、理解して、実現していくプロセスでもあります。ここで、Risaさんの残りの人生の大事なものの優先順位や、譲れないこと、やりたいこと、体験を共有すること、誰かに何かをもたらすことの設定をしていきます。ここをきちんとできれば、残りの人生はよりRisaさんの意思に寄り添って、展開していきます。だから、楽しみにしていてください。一緒にそれを創っていきましょう。Risaさんの体験がより豊かにRisaさんの人生に寄り添い、周りの人にとっても豊かさをもたらす何かになるまで、じっくりやっていきましょう。

 

もうひとつ、Risaさんの場合で、特徴的なのは、戻られるのがご実家だという点です。今まで一人暮らしをしてきたので、そこが大きな変化で、びっくりされるかなと思います。特に、違う文化形式を取り入れているので、最初の2週間くらいは、ご家族との間で、ギャップを感じることが多いかなと思います。ただ、これは、長い時間をかけて埋めていけばいいもので、今すぐに全部を判ってもらわなくていいことに気を付けていればいいと思います。この体験は、長い留学中、たくさん経験したと思うので、「言葉が今は通じないんだな」くらいに思っていれば大丈夫です。そして、ひとりの時間を作ることを意図してやってください。考えを消化するのに大事です。

 

途中、新型コロナウィルスの大流行という世界的な危機があったにもかかわらず、とても充実して、安全な1年間を送られたと思います。遠くから見ていた私も、読者の人たちも、とても嬉しかったのではないかなと思います。これから、Risaさんが何を考え、どうなっていくか、ゆっくり、一緒に進んでいければ幸いです。帰ってきたら、心行くまで、日本食を食べてください。

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この記録は、創造するワーホリ・留学という

英会話Oneのプログラムの一環です。

プログラムの全貌はこちらからわかります。

現在もプログラム参加者を募集しています。

1年かけて、英会話と文化授業をして準備します。

一緒に楽しい滞在を作ります。

お気軽にお問い合わせください。

・ボートに乗ってフィヨルドへ…

・甘くないバナナをおやつに揚げているE。Eはベネズエラ出身。

・冷蔵庫に常備されているジャムの種類が豊富すぎる。Nの冷蔵庫の中。

 

・Hが働くブーナッド工房のブーナッド人形と握手。

・ノルウェーの森

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