Kjempe bra 通信 11 ピアノ・チラシ・ラーメン Februar, 2020

Kjempe bra 通信11:英会話One Kjempe bra 通信 (ノルウェー便り)
Kjempe bra 通信11:英会話One

だいぶ行動範囲が広がった先月。日本からもご家族が訪れてくれました。改めて、どうしてここに来たのか考えながら、今月も進みます。

ノルウェー生活が半年を過ぎ、前半戦を自分で振り返ってみました。ことの渦中にいると、自分が頑張っているとは思っていませんでしたが、振り返ってみると、自分頑張っていたんだなと感じます。自分で書いた記録たちに目をとおすと、こんなに怖がっている笑、こんなことに緊張していると、そんなに昔のことでもないのに自分のことがおかしくなります。氷点下の日々が続き、肌がピリピリするような寒さにも以前に比べて身の危険を感じなくなったのは寒さに慣れたからなのでしょうか。

 

🎹今月のわくわく

・tre ting jeg liker best ved japansk kultur:私が好きな日本文化best3
日本文化紹介のプレゼンが終わりました。会場には当日80名のゲストが訪れ、ケータリングの寿司を食べ終えたあとに、私のプレゼンとジブリ映画の「思い出ポロポロ」を鑑賞する会でした。予想以上に内容がうけ、皆さんの反応がとても良くて、プレゼンしている私自身も楽しかったぐらいでした。浴衣もとても好評で、こんなに喜んでもらえてよかったと、なんだかその夜は夢心地でした。

 

・自分のチラシ
スーパーの入り口にみんなが思い思いにチラシなどを貼れるスペースがあります。自分のチラシを書いて貼るとゆう方法、興味はあったのですが、そんな公の場所に自分の電話番号を張り出すなんて…と抵抗を持っていました。先生Rと友人Eに聞くと一般的なことのようで、どんなものが貼ってあるかチェックしてみました。たださんが言っていたような掃除や雪かき、犬の散歩のような少作業の他に盲目の子のピアノの先生を探しています。市長との意見交換会があります、中古車売ります、がん患者家族の会、マッサージ、ベビーシッターなど、思い思いにはられた紙たち。私も勇気を出してEの協力のもと、自分のチラシを作って近くのスーパーに貼ってみました。さてどうなるのでしょうか…

 

・ラーメン
寒さ身にしみるこの頃、日本の湯船とラーメンが恋しい…湯船に入るのは難しいので、せめてラーメンを食べようと決意!友人Kの協力のもと、Kの自宅のキッチンを借りてラーメンを作って一緒に食べました。こちらにあるアジア食品店などを物色し、なんとかラーメンを作成。かなりしょっぱく出来上がってしまいましたが、楽しんで作れたので私としてはよかったですが、もっと美味しく作ってあげたかった…ごめんねK…(美味しいと言ってくれていましたが…笑)

 

・ピアノ演奏
ボランティア活動の一貫で、老人ホームでピアノの演奏会をすることになりました。最初は初日に担当した方が目の見えない方で、モーツァルトが好きと言っていたので、ピアノをかりてその時弾ける曲を弾いたのですが、大勢の人の前で弾くことになるとは…ピアノは自分の趣味でやっていたことですが、それで誰かが喜んでくれるならやりたいなと思い、引き受けることにしました。楽譜を持って来ていてよかったです。施設のピアノを借りていつでも練習しにきていいよと言ってくれたので、練習に通っています。

 

🎹今月のびっくり

知らない番号から電話がかかってきたと思ったら、地元紙の方でした。そういえば一ヶ月くらい前に地元紙に私を紹介しても差し支えないかH(イベントのマネージャーさん)から断りをもらっていました。なぜハーシュタに来たのかなどインタビューを受け、いいカメラで写真を撮ってもらいました。わお。できた記事はハーシュタエリアの全宅に投函される予定だそうです。おお~!

 

🎹今月の変化

・疲れているときは潔く何もしない
疲れている日、少しでもノルウェー語聞こうとか、何か調べようとか、少し家の外に出ようとか、長くぼんやりしている時間に罪悪感のようなものがあったのですが、疲れているときは潔く何もしない!とゆう心持ちで今月過ごしてみました。自分の部屋で自分が自分に戻っていくようで(外にいるときの自分も自分なのですが笑)安心します。お気に入りのカフェに行くより、友達と話すより、知らない町で気分転換するより、家でゆっくりすることが一番自分に効果的な充電方法なのだと最近身にしみています。

 

・軽い気持ちで連絡できるようになった
ちょっとしたことを聞く際、連絡する前に何度も文章を読み直したり、聞いて大丈夫なのかと自問したりと、ハードルが高かったのですが、大抵聞いてみるとすんなり問題が解決することが多く、最近は以前より軽い気持ちでノルウェーの人たちに連絡できるようになりました。

 

🎹今月の困った

ノルウェーはスーパーキャッシュレス社会です。ここ最近カード、携帯での支払いしかしていません。バスの定期券をいつもと同じ調子で購入したら、なんとバス区間を間違えていました。購入は自己責任で、払い戻し不可とのこと…がーん。ボタンひとつですいすい買えてしまえる分よく確認しなければと教訓になりました。また、ケータイのネット上に掲載されているリンクに間違って触れてしまったのか、「システムがウイルスによるダメージを受けています。直ちにウイルスを除去してください。(英語)」の画面が…!ものすごく焦りましたが(私はパソコンに関わること全般にとても苦手意識があります。)、いろいろ調べてみると、この画面自体はフェイクで、この後の誘導画面がスパイウェアだとか…中にはバイブが鳴ったり、カウントダウン方式だったりと恐怖を煽るような作りになっているものもあるらしく恐ろしいですね…スマフォにセキュリティソフトを入れていたので、念の為ウイルスがいないかチェックして、先のばしにしていたバージョンアップもこれを期に済ませました。とても便利なスマフォですが、今回の二件はよい勉強になりました。

 

🎹今月のヘルプ

日本語が便利だなと感じます。よく使っていた「よろしくお願いします」「お疲れ様」などの言葉、ノルウェー語にはダイレクトにこれに該当する言葉がないようです(友人に聞いたところによると…)。この便利で短い言葉たちには相手に伝えたい気持ちも含まれているので、人とコミュニケーションを取る時にこうゆう日本語にとても助けられていたなあと感じます。心得としては、「自分の感情+具体的な物事」を文章にして伝えるようにしたいのですが、会話の最中に相手に伝えられることは稀です。だいたい家に帰ってから思いつきます。たださんにもこのような経験はあったでしょうか?何か思うことなどあれば教えていただけるとありがたいです。

 

🎹今月の答え

今月も楽しいお便りありがとうございました。ずいぶん環境に慣れたんだなと思います。そして、自分の家が一番自分に返れる場所という発見はとても素敵です。これは、その土地で他のことがうまくいっているから感じられることでもあります。日本文化紹介うまくいってよかったですね。いい思い出になるのではないでしょうか。とても嬉しいです。そして、老人ホームでのピアノ演奏とってもいいですね。2月からのベビーシッターの話はお互いの都合が合わなくて、まだ保留だそうですが、その間チラシを貼ることができてよかったですね。わくわくです。私も楽しみに結果を待っています。

さて、質問の答えですが、私はアメリカに行ったとき、人々がすごくたくさんほめてくれたり、ありがとうを言うことに吃驚しました。それが彼らにとっての「よろしくお願いします」であり「お疲れ様」なんだろうなと思います。ノルウェー語だと”Takk for sist”(この間はありがとう)という言葉をよく使います。これも縁をつなぐ便利な言葉です。私は、日本語でも「よろしくお願いします」と「お疲れ様」をあまり使いません。ほかの言葉に置き換えて、「ありがとう」とか「大変でしたね」という風に伝えています。おそらく外国でそれらの言葉に相当する言葉がなかったので、翻訳していたうちにそうなったのだと思います。そのほうが何を具体的にありがとうと言っているのかわかりやすいかなと思って使っていますが、「よろしくおねがいします」は魔法の言葉ですよね。

そんな時は、ひとつは、帰ってから、SMSやメールでありがとうを伝えてみるというのもいいと思います。今は昔と違って、オンラインでのコミュニケーションをとることができるので、伝え忘れたことは、文字で伝えることができます。その練習をしているうちに、おそらく現実の場面でも、すっと言葉が出てくるようになるのではないかなと思います。もうひとつは「よろしくお願いします」「お疲れ様」と言っているとき具体的に何に対して、「お願いします」や「やってください」「やってくれてありがとう」と言っているのか、考えるといいです。そうすると、大抵のことはありがとうという言葉に置き換わっていくと思います。ちょっとニュアンスは違いますが、それでも気持ちは伝わると思います。

日常の些細なコミュニケーションが気になるようになってきたということは、だいぶ、細やかな人間関係が作れているということだと思います。いいですね。振り返りの中で自分が成長したことを実感しながら、次へ進むことができていて、これもとてもいいと思います。ラーメンも湯船も恋しいですよね。夏になると、海に入ることができると思います。もう少し、辛抱です。

この間、仙台でとても面白い高齢者施設を紹介してもらいました。まだ訪ねてないのですが、面白いので、今度行ってみようと思います。アンダンチという場所です。園内に保育所があります。カフェもあります。きちんと確かめてないのですが、作っている人はスウェーデンで7年高齢者施設を学んだと聞きました。Risaさんのやりたいことはこんなことかもしれないなと思って、聞いていました。よかったらHPを見てみてください。

来月の通信も楽しみにお待ちしております。元気で気を付けてお過ごしください。

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この記録は、創造するワーホリ・留学という
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・帰ってきた鴨ちゃんたちに春の訪れを感じます。

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