Kjempe bra 通信 6-2 好きの入り口 September, 2019

Kjempe bra 通信6-2:英会話One Kjempe bra 通信 (ノルウェー便り)
Kjempe bra 通信6-2:英会話One

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🐔今月のびっくり

・真夜中の警報音
うとうとと眠りにつき1時間ぐらいたった頃でしょうか…夜中の2時頃、地震速報のようなけたたましいアラームで飛び起きました。

部屋中に鳴り響く警報音、どこから鳴っているかもわからない、ノルウェー語の音声で何言ってるかわかんないし、怖い怖い!

隣の部屋の扉の開く音が外からしたので、私も外にでました。隣人のHも外におり、「Ah, sorry…so sorry」…と謝られました。聞くと、Hが料理をしていたら煙がでて、火災報知器が作動したそうです。何をCookingしていてそんなに煙がでたのかは聞きませんでしたが…笑 Hがこんな真夜中に料理をしているのは、彼の仕事のシフトが夜勤で昼夜逆転の生活を送っているからです。アラームはすぐ解除され、すぐ床に戻りましたが、本当にびっくりしました~。

🐔今月の変化

・人の顔を見るようになった
スーパーのレジで、バスの停留所で、ちょっとした挨拶で、私の順番が終わって次の人に場所を譲る時、そんなに意識しなくとも人の顔を見るようになりました。そして、言葉を発さずとも、笑いかけられるようになりました。微笑みかけてくれるとゆう反応はとてもありがたいもので、こちらに来て間もない頃、現地の方々のこの「微笑みかけてくれる」とゆう反応にとても救われました。今でも救われています。すごくいいなと思って、私も真似することにしました。初対面の相手に、もう会うこともないかもしれないけど、敵意がないよとゆう気持ちを相手に現わすこの行為、無意識にできるようになる境地まで鍛錬したいと思います。

・魅惑の国JAPAN
日本に興味を持ったことはそんなにないのですが、日本に興味が湧くようになりました。

Jeg er fra Japan. (I’m from Japan.)

と言うと、皆さんOh,Japan!とよい反応をしてくれます。日本に行ってみたいと言ってくれたり、良くも悪くも日本特集のTV番組があったり、興味の対象なのだなと感じます。ヨーロッパ圏の方々が興味を持つのはわかる気がします。興味を持っている人に触れたのと、知らなかった文化や仕組み、考え方に触れて、ノルウェーやヨーロッパはこうだけど、そう言えば日本はどうだったかなと自分で調べたりして、日本にそこまで興味を持ったことはなかったのですが、たしかに不思議だな、なんでこうなってるんだろうと思うようになりました。

アジアの島国にアメリカの競争原理、資本主義が注ぎ込まれ、良くも悪くも不思議な化学反応の如く、現象や物が生み出されているように見えます。

🐔今月の困った

・伝わる言葉
英語の授業、第一回目のお題はこちらです↓

How did English become a world language? どうやって英語は世界の共通語となったのか?

イギリスの帝国支配から現在のUSAの影響力などについての話でした。私のいるハーシュタは割と田舎ですが、それでもほとんどの方は英語が使えます。しかーし、私が言いたいことを英語で言えない!言ってる英語が伝わらない!とゆうフラストレーション!そして、相手とコミュニケーションを取りたいとゆう欲求!英語でのコミュニケーションが多いのと、ノルウェー語の説明が英語なので、英語への欲求が高まります。伝わらない言葉を話しても意味がないと今更ながら気づき、発音の大切さを痛感しております。

授業では触れませんでしたが、英語が普及した理由に、英語の学びやすさがあると思います。英語の必須語彙数は2600~2700。比して日本語は7000~10000さらに主語の省略や豊富なオノマトペ(こちらはよく使うもので600語以上)の存在など、一見すると日本語は覚えることが多くて習得に時間がかかりそうです。

アメリカ国務省が出した外国語習得難易度ランキングでは日本語は最難レベルに位置づけされています。ただ、これは英語を母語とした話者からの見解です。そのため、日本人が割と習得しやすいとされている韓国語や中国語も難解な言語として位置づけされています。

それだけ日本語と英語が離れているということなのですね。ちなみに、私の目から見てノルウェー語と英語は似ています。

自分で自分がカタカナ英語を話していることがすごく気になります。今まで意識したことなかった「母音て大事なんだな」と英語の授業を通して今更ながら気づきました。

・National IDはいつ…
8月下旬にResidence cardが手に入り、National IDを取得しに税務署に行きました。税務署での説明によると、私の場合は自動的に登録され、4週間後に連絡がくるとの返答でした。そのため、書類の記入も不要で、とにかく連絡を待つようにと…Residence cardの取得にも予想より長く時間がかかったので、こちらもとにかく待つしかないのだなと…そのため、ポストの登録も銀行開設もできません。ちゃんと連絡がくるでしょうか…一抹の不安を抱えながらも待つしかないので待っています…

 

🐔今月のヘルプ

学校は始まったのですが、Rに確認すると、ノルウェー語の初級コースが始まるのは10月からです。

今私がとっているクラスは英語のクラスが週に2回と、ノルウェー語で行われている科学の授業を週一回リスニングしています。化学と生物はもともと学生の頃好きだったので、科学の授業はノルウェー語でもなんとなく意味のわかる話が時々でてきます。

あとはNRKのノルウェー語の興味のある番組を見ています。ノルウェー語を話す機会がないので、大家さんSに教えてもらった、赤十字団体主催のinternational cafeに先日行ってきました。こちらは5~6人くらいの参加者(中東からの移民の方が多いようです)とボランティアのノルウェーの方1~2名が1グループになっておしゃべりするというスタイルです。こちらは週に1回開催されます。

英語の授業の内容を消化するのにけっこう時間がかかるのと、別のことを考えたりしているので、今月はこのゆったりなペースでもいいのかなあと思うのですが、このままで、ノルウェー語でコミュニケーションを取れるようになるのかと、少し焦りを感じます。大人向けの習い事…?スーパーアウトドアの趣味を持つ方が多いノルウェーで、自分が気軽に始められる習い事があるか疑問…町中で空手のレッスンを見たことはありますが…地域のボランティア…?来月ノルウェー語のコースが始まればそんな余裕はなくなってくるかしら…?なんて考えていますが、何かたださんからアドバイスいただければありがたいです。

🐔今月の答え

Risaさん、こんにちは。今月も楽しい原稿ありがとうございました。ホームシック乗り越えられてよかったですね。連載を待っていらっしゃる方たくさんいます。みなさん、にこにこ顔で私に伝えてくれます。一人で書くのは孤独を感じると思うので、みなさん、ぜひ、コメントを付けてくださいね。そうするとRisaさんにも勇気が出ると思います。

・言葉は大事
順調に環境になじんできて、友達もできて、無理していなくて自分の体調をよく把握していてすばらしいです。自分の中の余裕を大事にしながら、でも、少しずつ前に進んでいけるといいですね。

ところで、ノルウェー語ですが、今より、1年後、とてもノルウェー語が学びたくなっていると思います。英語は日本で学ぶことも可能ですが、ノルウェー語はノルウェーでしかよく学べません。NRKも日本では、画像のついたものはほとんど見られないので、私はラジオを聞いています。全然上達しません!

1年間って長そうに見えますが、本当にその土地が好きなったとき、それはとても短い時間です。1年後、Risaさんはもっともっと土地になじんでいます。そうなったとき英語ではなく、その人たちの言葉で伝えたいと思うことはすごく増えます。その時のために、今、お金をかけて、時間をかけて勉強することはとても大事だと思います。

老後生活に入っている先生などを見つけて、個人授業をしてもらうことをお勧めします。それこそ、最低賃金とちょっと上乗せして払って、構造を教えてもらいながら、ノルウェー語を学ぶことは大事です。Rさんに相談してみたらどうでしょう。

そして、趣味も大事。今の感じだとここにノルウェー語が入ってくると生活がいっぱいいっぱいなのかなとも思います。だから、余裕があるのを確かめてからでいいので、来月ノルウェー語を始めて、それでも、時間に余裕があれば、例えば、クッキングのクラスなどに行ってみたらいいです。焼いたパンをもっていったらとても喜ばれるでしょう。(これは、私だったら、今行っているクラスのどれかに抹茶パンを持っていきます。話題になるから。笑。)

そして、今は、お金が出ていくばかりで心配だと思うのですが、Risaさんのビザは本当にお金が必要になったら働けるビザです。働くことをスムースにするにも、やっぱりノルウェー語は大事だと思います。昨日ノルウェーのママとしゃべっていたら、Risaさんの前職はノルウェーでは人手不足で、土日だけの仕事とかたくさんあるそうです。いざとなったら、いろんな手段をとることができます。物価の違いを単に怖がるだけでなく、未来の自分に投資できるといいなと思います。これは私の失敗からの経験談です。お金で解決できることとそうではないことがあるからです。

・文化のいろいろ
それぞれの文化には、それぞれの良さとそれぞれの悪さがあります。セックス授業テレビ番組があるとは聞いていたのですが、本当にあるというレポートは初めて読んだので、面白かったです。面白いですね。

今は、とても珍しくて、いい面がとてもたくさんみえるノルウェーですが、時間がたつと同時に、ネガティブな面も見えてくると思います。それは全く悪いことではなく、むしろ理解が深まった良い経験です。私の感想だと、ノルウェーだって、臭いものにふたをしている部分はあります。でも、それは、Risaさんがこれから発見していくことだと思うので、帰ってきたら、ぜひ一緒にその話をしましょう。

ホームシック乗り越えられてよかったですね。でも、これからも、できないことや、失敗をする瞬間に、寂しい思いをすることはあります。その時は、寂しい思いをしているなと感じ切りながら、でも、実際の問題には対処できるようになっていくといいなと思います。これから暗くなってきますし、ハネムーンの時期が終わるので、またいろいろ違ったものが見えてくると思いますが、ぜひ一個ずつ、味わって乗り越えていってください。

パンを作っているのですね。とてもおいしそうです。生イーストも売っているはずですよ、うちのホストママが買っていました。とても楽しいことだと思うので、ぜひ周りに配りながら続けてください。そうやって、何にでも、楽しい側面を見いだせるのは、Risaさんの素晴らしい一面です。

ナショナルID、皆さんも時間がかかっています。銀行口座が開けなくて大変だと思いますが、その旨を伝えたりしながら、気長に待ってください。ノルウェーは事務がとても遅いみたいです。そして、ポストを登録できないからといって、何も送れないということではないと思います。送りたいものがあったら、どうしたら受け取れるか郵便局に相談しながら、進めていってくださいね。局留めにすることだってできるはずです。

では、また来月、更新をお待ちしております。私もわくわくしながら、連載を楽しみにしています。

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この記録は、創造するワーホリ・留学という
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どこから来たのか~人のうちの庭で食事をする羊ちゃんたち

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